盗撮教団との遭遇

✽仙台市在住のテクノロジー犯罪被害者です✽

団塊世代とカルトについて

ここでなんとなく、世代的に多くのカルトを生んだ団塊世代ベビーブーマー)について考察してみたいと思います。

日本最大のカルト教団そうかがっかりの最多層は、戦後まもなく生まれた団塊世代です。世界的にこの世代はいわゆるヒッピー世代で、親元を離れコミューンを作り、親世代への反発から反キリスト教的な神秘主義にハマった結果、多くのカルトを生み、多くの殺人者と自殺者を生んだ世代です。

例えばガイアナのジョーンズタウン人民寺院集団自殺事件や、マンソンファミリーです。

大体がコミューンの創立者が教祖となり、教祖への異常な個人崇拝が高じて、集団で自殺したり、教祖の命令のまま殺人をしたりしました。このへんはオウムのほうが近いかなとも思います。

この時代、反戦活動やってて平和の使者だと思われてたヒッピーたちが、実は集団で人殺しばかりしてるのが分かり、恐怖の対象になっていたので、当時(60年代後半~70年代前半)の映画はカルト教団がテーマのホラー映画がよく作られました。

 

ポランスキーが嫁を殺された原因を作った「ローズマリーの赤ちゃん」という有名な映画がありますが、あれは今見るとカルトの集団ストーカーの走りみたいな映画です。

主人公は若い女性で、夫と一緒にニューヨークのダコタハウス(ジョンレノンが住んでたマンション)に引っ越します。すると隣に老夫婦が住んでて、いろいろと世話を焼いてくるのですが、実は悪魔崇拝のカルト集団の一員だったという話です。

ヒロインの周囲はちょっとずつおかしな事が起こり始め、老夫婦が同居していた若い女の子が飛び降り自殺したり、自分自身も睡眠薬を飲まされて変な悪夢を見たり、食べ物に何か変なものが混ぜられたりして、どんどん精神が不安定になっていきます。そのうち夫もカルトの一員になったことに気づき、意を決して病院に駆け込みますが、そこもカルトの息がかかった病院で、ヒロインはカルト集団の中に取り込まれてしまい、悪魔の子供を産まされるという救いのない話です。

それから「悪魔の追跡」という映画があります。キャンパーが偶然カルト教団の殺人儀式を目撃してしまい、カルト集団からどこまでもしつこく追跡され、助かったと思っても再びカルトの手に落ちるという話です。

 

そう、昔からカルトとは一人のターゲットを集団で追い回し、罠に填めつつどこまでも追い詰めるものなのです。一般人のふりをして日常に潜み、隙あらば仲間にするか、仲間にならなければ相手が死ぬまでストーカーする、そういうヤバイ奴らなのです。

 

がっかりは一応、日蓮宗という仏教のふりをしているカルトですが、簡単なお題目を唱えるだけで即仏教徒になった気になれるので、東洋の神秘主義とか瞑想に夢を見る欧米人にそこそこウケ、それなりの海外進出するに至りました。73年の「さらば冬のカモメ」というアメリカ映画で、すでにがっかりの米国支部みたいなとこで南無妙法蓮華経を唱えてる人たちが出てきたので、おそらく当時、反キリスト教を気取りたいヒッピーの若者の間で広まったのでしょう。その後フランスでセクト認定があり、カルトであることはすぐにバレたようです。

 

私もうんこ達への嫌がらせも兼ねて、Youtubeにあるお題目を3時間流してみたのですが、おそらく外人にはマントラのように聞こえるでしょう。しかし私には頭を空っぽにして知能を低下させて洗脳しやすくするための材料にしか思えません。

 

日本は戦後~90年代前半まで、カルトは闇の部分が知られておらず普通に市民権があり、麻原や代作や大川の著書がベストセラーになっていました。95年のサリン事件で一気に新興宗教の奴らがヤバイと世間に知られ、殺人集団オウム、壺売り教会、暴力団と警察両方とつながった変態逆恨み集団がっかりの事が明るみになりました。しかしオウムと違ってがっかりは自民党のコバンザメになることによって延命したのです。

 

そして2022年の山上の登場です。こいつの事件で再びカルトと政界の闇が浮かびあがりました。